イヤイヤ期が無いor長すぎる? 子どもによってイヤイヤ期は千差万別
子育て中のママにとって、子どものイヤイヤ期は大きな悩みの種ですよね。
時期や言動も子どもによってまったく違うので、対応に困っているママも少なくありません。
今回はイヤイヤ期とはどんなものなのか、子どもによってどのような差があるのかをご紹介します。
そもそもイヤイヤ期とは?
1歳から2歳頃にかけて、子どもの自己主張が激しくなる時期のことを、一般的にイヤイヤ期と呼んでいます。
ママやパパの言葉かけを「イヤ」と言って頑なに受け入れなかったり、なんでも自分でやりたがり、手伝おうとすると「イヤ」と言ったり。
否定の自己主張が多くなる時期のため、イヤイヤ期と呼ばれているのです。ただしこのイヤイヤ期、子どもの成長にとっては欠かせないものとも言われています。
自我が芽生えることで自立を促す役割や、自分で感情をコントロールする方法を学ぶという役割も持っているのです。
イヤイヤ期が到来したら、「魔の2歳児期が来てしまった」と構えすぎるのではなく、「これも子どもが成長している証拠だ」と広い心で受け止めてあげましょう。
イヤイヤ期がない子ども
イヤイヤ期が始まる時期や終わる時期は、本当に人それぞれで個人差があるもので、なかにはイヤイヤ期がない子どももいます。
イヤイヤ期には、言葉でうまく伝えられないから癇癪を起してしまうケースがありますが、言葉の覚えが早い子どもは自分の欲求を伝えられるため激しい癇癪を起さないというパターンが考えられます。
またイヤイヤ期の言動も当たり前ですが、子どもによって千差万別。もともと性格がおおらかだったり内気だったりするタイプの子どもは、激しいイヤイヤの感情を見せないというケースもあるのです。
イヤイヤ期がないと心配しすぎる必要はないので、子どもの成長や性格を受け入れて一歩ずつ一緒に歩んでいく姿勢を大切にしましょう。
イヤイヤ期が長い子ども
イヤイヤ期がない子どもがいる一方で、イヤイヤ期が長引いてしまう子もいます。
イヤイヤ期は一般的に1歳〜2歳頃に始まるケースが多いですが、もちろん個人差があるので生後半年からイヤイヤを見せる子や、3歳からイヤイヤ期が始まる子もいるのです。
ですから、いつ始まっていつ終わるというように期間が決まっているものではありません。いつ終わるかはママにはもちろん、子ども自身にもわからないものなのです。
イヤイヤ期が長くなってしまうと、このまま終わらなかったらどうしよう、わがままな子どもに育ったらどうしようと悩んでしまう方も多いと思います。
でも大丈夫、イヤイヤ期は成長の過程ですから、自分の感情をきちんと表現できるようになれば自然と落ち着いていくものです。イヤイヤ期疲れをしてしまう気持ちもわかりますが、子どもの気持ちや言動を受け止めて寄り添ってあげてください。
イヤイヤ期にはどう対応する?
何を言ってもイヤイヤを言われてしまうと、ストレートに受け止めるママは参ってしまいますよね。
そんなときは、「イヤなんだね」と子どもの欲求を一度受け入れてから、「じゃあどうする? 一緒にやる? 後でやる?」というふうに次の行動を子どもに提案して、決めさせてみましょう。自分の意見を聞いてくれたという感情は、子どもの心に強く残るはずです。
また手伝うのを嫌がるなどの場合は、自分でやらせて見守るのもひとつの方法です。
ただしお出かけ前の準備などは時間がないとイライラの原因になってしまうので、時間に余裕をもって準備を始めるのがおすすめです。感情的に怒りをぶつけたり、「もう知らない」と無視したりするような怒り方は避けましょう。
イヤイヤ期に疲れたときはママも休息を
子どものイヤイヤ期に疲れてしまったら、ママもきちんと休息を取りましょう。
パパや両親に子どもを預けて、自分ひとりの時間を確保することも大切です。子どものイヤイヤ期が長引くと、常に一緒に過ごすママにとって大きなストレスになってしまうこともあります。
ストレス状態でイヤイヤ期と向き合うのはとても危険なので、ひとりでゆっくりお風呂に入ったり、子どものお昼寝中にスイーツやお茶を楽しんだりして、心に余裕を持てるような息抜き時間を意識的につくれるとベストです。
イヤイヤ期の始まりも終わりも個人差がある
毎日イヤイヤと泣かれると、ママのほうが泣きたくなってしまうなんてシーンもあるかもしれません。
でもイヤイヤ期は、いつか必ず終わるものです。始まりや期間には個人差がありますが、ほとんどのママやパパがその辛さを経験しています。
自分だけが辛いと背負い込みすぎず、子どものイヤイヤを上手に受け止めてあげてください。