自転車、子どもはどこに乗せる? 道路交通法を知っていますか?
あなたはいつも自転車に乗るとき、子どもをどこに乗せていますか。
前? 後ろ? それとも両方? もしかして抱っこやおんぶをしていませんか?
でもそれってちょっと待ってください。法律を詳しく見ていくと違反しているかもしれません。
今回は実はあまり知られていない道路交通法についてのあれこれをご紹介します。
前? 後ろ? それとも両方? もしかして抱っこやおんぶをしていませんか?
でもそれってちょっと待ってください。法律を詳しく見ていくと違反しているかもしれません。
今回は実はあまり知られていない道路交通法についてのあれこれをご紹介します。
あなたも違反しているかも?! 2015年改正道路交通法とは
2015年6月1日に改正された道路交通法では、自転車運転中の違反行為に対する罰則が厳しくなったのはご存知でしょうか。
自転車運転でも3年間に2回以上の違反行為の摘発を受けると、公安委員会から「安全講習」を受講するよう命令されます。講習時間は3時間、講習手数料として6000円を支払わなければいけません(※手数料は各都道府県によって異なります)。
忙しいからといってこれを無視すると、次は裁判所へ呼び出され5万円以下の罰金が科されます。
毎日のように乗る自転車でも、道路交通法については意外と知らないものです。
自転車は一度に何人まで乗っていいのか、子どもと一緒に乗るときはどうすればいいのか詳しく知っている人は少ないと思います。
たかだか自転車のルール違反とたかをくくっていると、罰金などの痛い目をみることにもなりかねません。
自転車運転でも3年間に2回以上の違反行為の摘発を受けると、公安委員会から「安全講習」を受講するよう命令されます。講習時間は3時間、講習手数料として6000円を支払わなければいけません(※手数料は各都道府県によって異なります)。
忙しいからといってこれを無視すると、次は裁判所へ呼び出され5万円以下の罰金が科されます。
毎日のように乗る自転車でも、道路交通法については意外と知らないものです。
自転車は一度に何人まで乗っていいのか、子どもと一緒に乗るときはどうすればいいのか詳しく知っている人は少ないと思います。
たかだか自転車のルール違反とたかをくくっていると、罰金などの痛い目をみることにもなりかねません。
子どもと一緒に自転車に乗るときのルールを知ろう
自転車の2人乗りは基本禁止されています。映画のあの名シーン、実はアウト! という訳です。ただし、6歳未満の小さい子どもを一緒に自転車に乗せる場合は、2人乗り、3人乗りが認められる場合があります。
道路交通法の第55条、第57条に基づいて都道府県ごとに具体的なルールが決められているので、東京都を例に詳しく見ていきましょう。
詳しく説明すると2人乗りが認められるのは、この条件です。
・運転者が16歳以上である
・安全基準を満たしたチャイルドシートに6歳未満の幼児を1人乗せる場合
運転者が子守バンドなどでもう1人の幼児を背負うことで、三人乗りも可能ですが、抱っこはダメなので要注意です。
また3人乗りが認められるのは、
・運転者が16歳以上である
・幼児2人が同乗できる特別な構造または装置を有する自転車(幼児2人同乗用自転車)に6歳未満の幼児2人を乗せる場合
この場合、子守バンドで幼児を背負い4人乗りすることはできません。
さらに道路交通法の第63条では、子どもを自転車に乗せる場合には、保護者は乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならないとされています。
子どもがヘルメットを嫌がるときに、「おまわりさんにつかまっちゃうよ」と言い聞かせる材料の1つとして使えそうですね。
詳しくはお住まいの都道府県の「道路交通規則」をチェックしてみてください。
道路交通法の第55条、第57条に基づいて都道府県ごとに具体的なルールが決められているので、東京都を例に詳しく見ていきましょう。
詳しく説明すると2人乗りが認められるのは、この条件です。
・運転者が16歳以上である
・安全基準を満たしたチャイルドシートに6歳未満の幼児を1人乗せる場合
運転者が子守バンドなどでもう1人の幼児を背負うことで、三人乗りも可能ですが、抱っこはダメなので要注意です。
また3人乗りが認められるのは、
・運転者が16歳以上である
・幼児2人が同乗できる特別な構造または装置を有する自転車(幼児2人同乗用自転車)に6歳未満の幼児2人を乗せる場合
この場合、子守バンドで幼児を背負い4人乗りすることはできません。
さらに道路交通法の第63条では、子どもを自転車に乗せる場合には、保護者は乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならないとされています。
子どもがヘルメットを嫌がるときに、「おまわりさんにつかまっちゃうよ」と言い聞かせる材料の1つとして使えそうですね。
詳しくはお住まいの都道府県の「道路交通規則」をチェックしてみてください。
安全な自転車を選ぶ目印
子ども2人を自転車に乗せる場合、特別な構造や装置を備えた自転車でなければならないことは分かりましたが、実際はどのような自転車を選べばよいのでしょうか。
チャイルドシートを2台取り付けて3人乗りができる自転車には、社団法人自転車協会による「BAA」マークと「幼児2人同乗基準適合車」のマークがついています。
BAAマークは、自転車協会が定めた安全基準をクリアした製品に付けられるマークです。
似たようなマークがありますが、BAAマークは自転車のためだけに定められた独自の基準であることが異なります。
BAAマークよりさらに厳しい要件をクリアしたものが、幼児2人同乗基準適合車です。
幼児2人同乗基準適合車は、3人乗りで通常よりも重さがかかること、幼児を前後に乗せることでバランスが変わることなど特殊な条件のもとでも安全に走行できるようにつくられています。例えば、フレームを強化したりハンドルの制御がしやすかったり、転倒しにくいスタンドを付けたりされています。
子供と一緒に乗る自転車を選ぶ際は、このマークを目印にすればOKです。
新品の自転車にチャイルドシート2台を購入すると、予算オーバーになってしまう…という方も安心してください。
自治体によって購入補助金が出る場合があります。購入前に自治体のホームページなどをチェックしておきましょう。
保育園・幼稚園の送り迎えに、毎日のお買い物に、子どもと一緒に自転車に乗れたら時間もお金も節約できて一石二鳥です。
安全な自転車を選び、ルールを守った運転で、快適な子育てライフを送りましょう。
チャイルドシートを2台取り付けて3人乗りができる自転車には、社団法人自転車協会による「BAA」マークと「幼児2人同乗基準適合車」のマークがついています。
BAAマークは、自転車協会が定めた安全基準をクリアした製品に付けられるマークです。
似たようなマークがありますが、BAAマークは自転車のためだけに定められた独自の基準であることが異なります。
BAAマークよりさらに厳しい要件をクリアしたものが、幼児2人同乗基準適合車です。
幼児2人同乗基準適合車は、3人乗りで通常よりも重さがかかること、幼児を前後に乗せることでバランスが変わることなど特殊な条件のもとでも安全に走行できるようにつくられています。例えば、フレームを強化したりハンドルの制御がしやすかったり、転倒しにくいスタンドを付けたりされています。
子供と一緒に乗る自転車を選ぶ際は、このマークを目印にすればOKです。
新品の自転車にチャイルドシート2台を購入すると、予算オーバーになってしまう…という方も安心してください。
自治体によって購入補助金が出る場合があります。購入前に自治体のホームページなどをチェックしておきましょう。
保育園・幼稚園の送り迎えに、毎日のお買い物に、子どもと一緒に自転車に乗れたら時間もお金も節約できて一石二鳥です。
安全な自転車を選び、ルールを守った運転で、快適な子育てライフを送りましょう。