独身時代は大して家計を意識しなくても、毎日の生活はなんとかやっていけた！
なんて方も多いかと思いますが、結婚を機会にお金の使い道や出費の額が一変するものです。家や車のローンを組んだり、子どもができれば教育費のことも考えなくてはならない。習い事もさせたいし、塾にも通わせたい。そのほかいろいろと予想外の出費もあったりして……。
それでも老後の不安に備えて1円でも多く貯金をしたい！ と思う人も多いはず。そんな方におすすめしたいのが、「レシート家計簿」。

今回は、手軽に始められるレシートを使った家計管理術についてご紹介します。

節約をしたいなら、まずは支出を把握することが重要。毎日、大まかには“記憶”しているように感じる家計の支出ですが、数字として“記録”すると、思わぬところに出費がかさんでいたりします。
せっかくスーパーまで来たし！ とついつい手が伸びるお菓子やデザート、それに衝動買い。会社に行けば同僚の誘いを断れずについ一杯、なんてことも少くないはず。
記録することで節約すべきポイントがわかってくるのです。

では、どうやって記録するのか？　オフの日は1分でも余分に寝ていたいし、空いた時間は自分の自由に使いたいと思うもの。
溜まったレシートを整理してノートに書き写して電卓を叩いて……なんて作業にはあてたくないですよね。そこでおすすめなのが、レシートを貼るだけの「レシート家計簿」。
用意するものはいたってシンプル、100円ショップでも売られているノートと糊だけ。
ノートに溜まったレシートをペタペタ貼っていくだけなので、1日分なら5分もかからずに記録することができます。お気に入りのノートを用意すると、毎日ノートを開くのが楽しくなるのでおすすめですよ！

さらにきっちりと家計を管理したい人にもってこいなのが、「袋分けレシート家計簿」です。
先ほど紹介したレシート家計簿にプラスして、「袋分け」と呼ばれる家計管理の方法を行います。

まず最初に、1ヵ月分の給料から銀行口座の引き落としに必要な金額を抜いて、それ以外のお金を食費・日用品・医療費・遊興費などの用途に応じてあらかじめ透明なビニール袋に分けておくのです。
あとは、その袋に入れた予算を守ってお金を使っていけば、直に目で見てあといくら使えるお金が残っているかが分かるので、不要な買い物を防止することができます。

もっともっと手軽に家計管理をしたい！ という人のために、スマホでレシートを撮影するだけで家計簿がつくれてしまう便利アプリをご紹介します。
上記の「袋分け」と併用すれば、もう家計管理に悩むことはなくなります！

・「会計簿　おカネレコ」
「2秒で家計簿がつけられる」というキャッチコピーがついた人気のアプリがこちら。
400万ダウンロード（2018年6月現在）を達成している、名実ともに人気のアプリとなっています。2秒で家計簿がつけられるその理由は、レシートを撮影するだけでアプリがデータ化してくれるから。どれだけ面倒くさがりな人でもパシャっと2秒で家計簿がつけられる、忙しい方の強い味方となるうれしい便利アプリなのです。出費の内訳をグラフにしてくれる機能もついているので、自分でつくる家計簿よりも断然家計が把握しやすくなりますね。

・「家計簿マネーフォワード」
財布の中身だけを管理するだけでは物足りない！ 全財産を手軽に管理したい！ という方におすすめなのが、こちらのアプリ。銀行口座やクレジットカードの情報をアプリと連携させることで、カードや銀行預金の支出管理までも徹底的にやってくれます。自分は普段通りに生活するだけで、あとはアプリが自動で家計簿をつけてくれる、まさに優れもののアプリなのです。もちろん、レシートの読み取り機能もついているので、お財布の管理もできます。この機能に惹かれて、すでに650万人ものユーザーがいる（2018年5月現在）というすごいアプリです。

・「家計簿レシーピ！」
こちらのアプリの特徴は、レシート読み取り機能の精度が高いこと、そしてなんと買った食材からレシピの提案までしてくれること！ もはや家計簿アプリの域を超えて、心強い妖精がスマホの中にいるみたい。使いたくなるデザインにもこだわっていて、アプリ内にはサポートしてくれる可愛いゆるキャラもいます。

空いた時間を無理してつくって、ノートとボールペンと電卓を用意して家計簿に向き合う時代は過ぎ去ったのかもしれません。
今はスマホさえあれば家計が管理できる時代です。お会計を終えたレジ横でパシャッ！ レシートを捨てる直前にパシャッ！ といったお手軽家計管理を始めるだけで無駄遣いが減り、お金も貯まっていきますよ！
貯めたお金の使い道を考えるのもまた楽しみですね。