あ〜あ。ユニットバスかぁ・・・。
お部屋はとても気に入って、家賃も言うことなし。でも気になるのがバス・トイレ・洗面台が一緒になった3点ユニットバス。
人を呼んだときにお風呂とトイレが同時に使用できないなどあまり良いイメージがわかず、毎日使用することに不安や抵抗感でいっぱいという方が多いのではないでしょうか。

でも、ご安心ください。3点ユニットバスは狭い、それぞれが別々に使用できない、というデメリットはありますが、実はメリットも多く、上手に使いこなせばガッカリから一転、快適空間にすることができるのです。

今回は浴室の上手な使い方とユニットバスのメリット、そして賢く楽しく快適な活用方法についてご紹介します。

まずはユニットバスでのお風呂の入り方が良くわからないということはありませんか。
恥ずかしくていまさら人に聞けないと悩んでいる方に、ユニットバスでの浴槽の基本的な使用方法をお話ししましょう。

自分は簡単シャワー派なので浴槽は洗い場としてのみ使用予定、という方もそれなりにいると思います。
シャワーだけなら水道代も節約できるメリットもありますが、冬などは寒く、疲れた体を癒すこともできません。
ときには浴槽でゆっくりお風呂に入ることは健康・美容のためにも必要です。
入浴する際はまずはお湯をため、浴槽の前に吸水性の良い大きめの足拭きマットを置きます。
シャワーカーテンはシャワーを浴びるときにはトイレに飛び散らないように浴槽の内側に入れますが、お風呂に浸かるときには衛生面を考え、シャワーカーテンは外側に出してゆっくりとあたたまります。

このときにトイレの蓋が大活躍。トイレの蓋を閉めれば、その上は物置に！ 本やスマートフォンを入れた入れ物を置いておけばお風呂に入りながら読書もでき、音楽なども楽しめます。
良くあたたまったら身体を洗い、髪を洗い、お湯を抜き、シャワーカーテンを浴槽の内側にしてシャワーを浴び、泡を流します。
シャワーを使い終わったらついでに浴槽も掃除してしまえば一石二鳥。
シャワーカーテンは外側に出し、寄せて垂らしておきます。
最後は浴槽の前の足拭きマットで足を拭き、バスタオルで身体を拭き、最後に足拭きマットでお風呂周りの水滴もしっかりと拭きとって洗濯機へ。
こうすれば水滴も残らず、すぐに乾くので、カビなどの心配もありません。
シャワーカーテンは洗濯機でこまめに洗えて、防カビ対策がしてあるものが安心です。
定期的に洗うように心がけましょう。

ユニットバスは狭い分、お湯を張れば、浴室全体があたたまり冬など寒さ知らずで入れますし、掃除が簡単なのが最大のメリットです。

シャワーをする場所に取り付けられるシャワーラックは大変便利。
シャンプーやトリートメント・ボディソープや洗顔料・掃除用具などを置くことができ、通気性も良いため衛生的にも良く、場所を取りません。

また、バスタブの隅に取り付けられるバスタブトレーも、必要なものが置けるため、あると大変便利です。

トイレの上には突っぱり棒などを活用してトイレットペーパーが濡れないようにトイレットペーパー置き場・タオル置き場を作りましょう。
すのこ・板・ワイヤーネットなどを100円ショップやホームセンターで購入し、トイレタンクの上に置けるラックを作ればさらに快適。
小物類や化粧品・ミニ観葉植物なども置けるようになります。

また、ユニットバスに除湿機を置けば室内の洗濯を乾燥する場所にも早変わり。
シャワーカーテンの所に洗濯物を沢山かけることができるため、除湿機の音を気にすることなく、部屋を広く快適に使えます。ユニットバスは空間が狭いので除湿するのには最適な場所。防カビ対策にもなり、大変便利です。
部屋を選ぶ際に暖房乾燥換気扇が付いているユニットバスを選べば、除湿機の必要もなく換気扇をつけっぱなしにしておくだけで洗濯物も乾かせます。

このようにトイレとお風呂のタイミングさえ気を付ければユニットバスはメリットが沢山。
経済的で合理的、衛生的にも保ちやすいので、快適さに気づけばいつの間にかユニットバスが当たり前となり、ユニットバスへの抵抗は全くなくなるはずです。