はじめて一人暮らしをされる方の多くは、部屋にソファを置くかどうかで悩まれるのではないでしょうか。ソファのある部屋に憧れてはいるけれど、スペースが限られている一人暮らしの部屋に、場所をとるソファははたして必要なのでしょうか？
それでは、部屋にソファを置くことのメリット・デメリットとはどのようなものでしょう？
合わせて、部屋にソファを置く場合、置かない場合のレイアウト、一人暮らしの部屋にぴったりのソファの選び方などをご紹介します。

まずはソファを置くことのメリット・デメリットからみていきましょう。

部屋にソファを置くことのメリットとしては、
・ゆったりとくつろげる
・床に座るより立ち上がるのが楽
・テレビを見るとき、腰や背中が疲れにくい
・食事やお茶を飲むとき、ソファとフロアテーブルがあると便利
・おしゃれなインテリアの一部としてソファがあるほうが好ましい
・来客時、直接床に座るより、ソファのほうが席を勧めやすい
などがあげられます。

デメリットとしては、
・ソファを置くことで部屋が狭くなる
・ソファでうたた寝をしてしまう
・ソファの上が物置状態になってしまい、部屋が片づかない
などが考えられます。

メリットとデメリットの両方を知ることは、ソファが必要かどうかを考えるためのひとつの目安となるのではないでしょうか。

実際に一人暮らしの部屋にはどのようなソファがおすすめなのでしょう。
ソファを選ぶときに最も重視するのは部屋の広さとソファのサイズです。
ワンルームなどスペースに余裕がない場合は、一台二役のソファーベッドが便利です。
また、収納が少ない部屋に置くなら、ソファの下が収納になっているものをチョイスするとよいでしょう。

ソファ選びには自分の「ライフスタイルに合っているか？」も大事です。
自宅に友だちを呼ぶことの多い方には2人掛け、3人掛けのソファがおすすめです。片肘タイプのものなら同じサイズのソファより、多くの人数が腰掛けられます。
スペースに余裕があるなら、オットマンや背もたれのない一人掛けのソファもあると更によいでしょう。

反対に、自宅に人を呼びたくないという方は、一人掛けのソファを置いてみてはいかがでしょう。おしゃれなカフェテーブルと合わせたり、デザインや座り心地にこだわったソファを探して、ご自身のとっておきスペースにするなど、生活を楽しんでください。

では、ソファを置きたいと思ったら、部屋のどこに置くのがベストなのでしょうか？
部屋を広く見せたいなら、ソファの背もたれを壁につけるように置くのがおすすめです。これならソファの前にフロアテーブルを置くこともできますし、何も置かず、空間を広く使うこともできます。
また、反対側の壁にテレビを設置すれば、くつろぎながらテレビを楽しめる特等席になりますね。

間仕切りのないワンルームでも、寝室とリビングのようにスペースを分けたいと思うことはありませんか？
そのような時には、ベッドに背を向けるようにソファを置いてみるのがおすすめです。壁やつい立てほどではありませんが、ソファを境に別々の空間として意識することができます。

やっぱりソファはいらない、置かない場合、部屋のレイアウトはどのようにするのがベストでしょうか？
ソファがないことで、どこに座っても寝ころんでも大丈夫な、広く自由なスペースが確保できます。
物を増やしたくない、伸び伸びと暮らしたい方にぴったりですね。
ただし床暖房がない部屋では、冬場はフローリングが冷たく感じるかもしれません。そのような時には、カーペットやラグがあると温かく過ごせますね。

また、長時間フローリングに座っていると、腰やおしりが痛くなってくることもあります。座布団や座椅子があると、長時間座っていても体への負担が減らせます。

床の上で寝ころがりたい方にはクッションがおすすめです。
枕の代わりになるような小型のクッションや、ソファ代わりにも使える大型のクッションなど、いくつかあると快適に過ごせるでしょう。

ソファと合わせて使いたい、一人暮らしにおすすめの便利な家具もご紹介したいと思います。
一度に沢山の友だちを家に呼ぶと、ソファだけでなくテーブルも狭くなってしまいます。そんな時にあると便利なのが折り畳み式のテーブルです。

こちらの丸いクッションは、プフというモロッコの伝統的なインテリアアイテムです。ヤギや羊の革からつくられており、中には普段あまり着ない洋服や寝具などを詰めて使います。
オットマンやスツールとしてはもちろん、お盆をのせてテーブルとしても使える優れものです。

ソファを置くか置かないか、どうしても決められない時は、実際に家具店に行ってみるのもよいでしょう。
お気に入りのインテリアスタイルを見つけて、一人暮らしを楽しんでください。