子育てママの外出時のお悩み解決! 使って納得、メリットいっぱいの液体ミルク

液体ミルク
日本でも、認知度が高くなりつつある液体ミルク。実際に使ってみると便利な点は多いですが、「粉ミルクからの移行は何となく気になる」というママも多いですよね。
そこで今回は、液体ミルクを使うメリットや上手な活用法をご紹介します。

液体ミルクが日本に流通していなかった理由は?

日本にはこれまで、液体ミルクに関する法律が制定されていませんでした。食品衛生法で定められている「乳製品に関する省令」でも、母乳代替品は「粉末状」であることが前提とされていたのです。

しかしスウェーデンやロシア、アメリカなどの海外では、すでに液体ミルクが社会に認められ、多くのママから選ばれています。

震災などの災害時における液体ミルクの必要性や、男性の育児参加の促進を目的として、日本でも2018年に法改正が行われ、2019年春には液体ミルクが解禁となりました。

液体ミルクを使うメリット

液体ミルク
・温めや計量もなしでそのまま飲ませることができる
液体ミルクは粉ミルクのように、計量してお湯で溶かしたり、温度を調節したりといった手間をかけずそのまま飲むことができるのが大きな特徴です。哺乳瓶に移し替えるだけなので外出時にも便利ですし、夜中の授乳も赤ちゃんを待たせることなく準備ができます。

・お湯がいらないから持ち運びも楽ちん
粉ミルクを外出時に利用する場合、お湯を調達できる場所をあらかじめチェックしておくか、自宅からお湯を持参しなければなりません。でも液体ミルクなら、お湯なしでそのまま飲めるので、いざという時に慌てることもなく荷物も最小限で済みます。

・常温で長期保存が可能
未開封の液体ミルクは常温で長期保存が可能なので、災害時の備蓄用としても活躍してくれます。防災グッズをまとめたバッグの中に、いくつか準備しておくと安心ですね。

気になるデメリットの解決法は

液体ミルク
・作る量の調節がむずかしい→足りない分は粉ミルクや母乳と併用
未開封では長期保存が可能な液体ミルクですが、一度開封すると保存ができないため、125mlの紙パックや240mlの缶タイプでは、適切な量を調節するのがむずかしくなってしまいます。

液体ミルクの利用は2パックや1缶と決め、足りない分は粉ミルクや母乳と併用すれば、ムダなく液体ミルクを活用できます。外出先などで液体ミルクが余ってしまった場合は、残った分を持ち帰らずその場で廃棄するようにしましょう。

・粉ミルクよりコストがかかる→利用シーンを考えて使い分ける
日本で販売されている液体ミルク1個あたりの価格は200円前後で、量は125〜240ml。粉ミルクを使った方が、コスト的には断然安く済みます。日常的に使うには少しハードルが高いと感じる場合は、外出用やママのお出かけにて不在時など、特別な時のみと割り切って取り入れてみてください。

・栄養成分が少ないって本当?→安心の栄養成分
栄養成分が粉ミルクよりも少ないのでは?という心配もささやかれる液体ミルク。ですが日本で販売されている液体ミルクは、粉ミルクとほぼ同等の栄養成分を保っているので安心して利用できます。

液体ミルクの種類

・缶
缶タイプの液体ミルクは、開封したら哺乳瓶にそのまま注いで飲ませられる手軽さが魅力です。つぶれにくく耐久性もあるので、収納のしやすさも嬉しいポイントですね。高い密封性と遮光性で、備蓄用にもおすすめです。

・パック
海外の液体ミルクで、主流なのがこの紙パックタイプ。紙パックに付属のストローを差して、そこから哺乳瓶に液体ミルクを注ぎます。紙パックは軽くて持ち歩きやすいので、外出時にサッとバッグに入れやすいのが魅力です。缶タイプより、外出先での処分もしやすいですね。

液体ミルクを上手に活用するには

液体ミルク
液体ミルクを上手に活用するためには、液体ミルクだけに頼るのではなく、母乳や粉ミルクとの併用で必要な時に必要な量を使えるように生活に取り入れていくのがおすすめです。荷物を少なくしたい旅行や帰省時、ママが体調を崩して薬を服用しているときなど、さまざまな場面で液体ミルクのメリットを活かしてみてください。

保存しやすい液体ミルクと粉ミルクや哺乳瓶などをまとめて、キッチンやパントリーに授乳グッズスペースを設けるのもよいでしょう。分かりやすい収納を意識すれば、パパも授乳のお手伝いがしやすくなるというメリットも期待できます。
育児はやることがたくさん。一日に何度もする授乳やミルク作りは喜びであり、時に大変なことでもありますよね。
ちょっとの便利でママの笑顔、家族の笑顔をふやしましょう。

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