一人暮らしの週末は掃除や洗濯、作り置きの料理など、たまった家事で大忙し……とてもじゃないけどゆっくり外出する余裕がない、なんて方はいませんか？

日中は誰もいない一人暮らしの部屋なら、毎日5分のちょこっと掃除でキレイをキープすることができます。曜日ごとに場所を決めておくと掃除のし忘れもなく、一週間で部屋中がピカピカになります。
毎日少しずつ掃除して週末の家事を減らし、ゆとりある時間を過ごしましょう。

せっかくのプライベートタイムですから、趣味や自己啓発にもっと時間をかけたい思いもありますよね。
それなら平日に少しずつ掃除して、キレイな部屋をキープしてみましょう。週末の時間を有意義に過ごせるようになります。
そうはいっても、忙しい平日に掃除なんて大変！という皆さんに、平日の「ちょこっと掃除」を続けるコツをご紹介します。

一人暮らしの部屋には平日の昼間は誰もいないので、それほど汚れることはありません。毎日部屋全体に掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりする必要はないのです。
出勤前や寝る前などの一日5分、時間を決めて曜日ごとに違う場所を掃除すれば、一週間で部屋中がピカピカになります。
一日5分とはいえ毎日掃除するというのは大変なことのように思うかもしれませんが、習慣となってしまえば楽に続けられます。
美容や健康のために行う毎日の歯みがきやストレッチと同じように考えましょう。

曜日別の「ちょこっと掃除」を習慣化するヒントが、エッセイストの中山庸子さんの著書「夢生活ノート」の中にあります。
こちらで紹介されている「七色の家事」は、曜日に関連付けて毎日少しずつ丁寧な家事を行い、生活を豊かにしていこうというものです。
この考え方を、一人暮らしの「ちょこっと掃除」に応用してみましょう。

例えば、
・月→ツキを呼ぶ掃除(玄関・トイレ)
・火→火を使う場所(キッチン)
・水→水回り(バスルーム・洗面室)
・木→木製のもの(家具・フローリング)
・金→金属製のものや光るもの(ドアノブ・鏡・テレビ・照明)
・土→外部の掃除(バルコニーなど)
などはどうでしょうか。

もちろん、自分の部屋の間取りやライフスタイルに合わせて少しずつ変えてもOKです。
曜日に関連付けて掃除する場所を決めると、迷わずサッと掃除に取り掛かることができます。
掃除したことを忘れて同じ場所を2回掃除してしまったり、ずっと掃除されない場所ができたりすることもなくなるでしょう。

一日5分のちょこっと掃除を続けるには、すぐに取り掛かりサッと終わらせることが大切です。
掃除にすぐに取り掛かるには、必要な掃除グッズを手の届きやすい場所に置くのが鉄則です。
また、掃除がカンタンにサッとできるような便利アイテムはどんどん取り入れてみましょう。

バスルームの掃除グッズであるブラシや洗剤等は、浴室内のタオルハンガーやランドリーパイプなどにS字フックで吊るして収納するのをおすすめします。
入浴のついでに掃除に取り掛かりやすいだけでなく、水切れが良く清潔さを保つことができます。
バスルームに吊るす場所がないという人は、吸盤やマグネットで後付けできるタオルハンガーを活用しましょう。

洗面台やキッチンの水栓・シンクをこまめに磨くには、サッと手に取ってポイと捨てられる使い捨てのクロスが便利です。いらない布を小さく切って用意しておくのも良いですが、小さなサイズの使い捨てクロスも市販されています。
頑固な汚れに使いたいメラミンスポンジも、あらかじめ小さなサイズにカットされたものを購入しましょう。おしゃれな器に盛ってシンクの横に用意しておくと、見た目も悪くありません。

トイレ掃除では、トイレットペーパーに吹き付けて使いそのまま流せるタイプの洗剤や、使い捨てのブラシが発売されています。
その他にも、100円ショップやホームセンターには、時短や効率化のための便利アイテムがたくさん並んでいるのでぜひチェックしてください。

きれいな部屋で過ごすと心にゆとりが生まれ、新しいことに挑戦する気持ちも芽生えてきます。
平日のわずかな時間で部屋のキレイをキープできれば、休日の時間をもっと有意義に使えますね。
曜日別の「ちょこっと掃除」を続けることで、人生がより良い方向へ転がっていく気がしませんか？
アイテムの活用や自分のアイデア・創意工夫でどんどん効率化ができるのが、家事の面白いところです。
「掃除はこうしなきゃ！」という固定観念にとらわれず、カンタンで楽しく続けられる方法を見つけていきましょう。