一人暮らしの物件選び。これだけは外せないチェックポイントは?

物件選び
進学や就職で一人暮らしを始める方にとって、物件選びはとても大切です。
快適で安心な一人暮らしをするうえで、どんな物件にするかは大きなポイントです。
初期費用や引っ越し費用も掛かるため、入居してしまってからでは気に入らない点があってもなかなか引っ越しはできません。
そこで今回は一人暮らしの物件を選ぶうえで、これだけは外せないチェックポイントを紹介していきます。

ポイント1 まずは先立つものから! 家賃の上限を決めておく

物件選び
まず初めに決めておきたいことが、家賃の上限です。「新築や築浅で広く設備の整った駅チカの物件がいい!」というのは誰しもが思うことですが、先立つものがなければ借りることはできません。
就職のため一人暮らしを始める方は、自分の貰えるお給料に応じた額、学生で親に家賃を払ってもらう場合は親と相談して家賃の上限を決めておきましょう。

自分で家賃を支払う場合、家賃は手取りの3分の1が適正額とされてきました。
例えば手取り20万円の場合は約6万5千円が適正額となります。ただし首都圏や大都市など家賃が高めの地域ではなかなかよい物件が見つからない場合もあるでしょう。
その場合でもできれば手取りの4割までに抑えておくと生活費とのバランスが取りやすくなります。手取り20万円の場合は8万円です。
これ以上家賃の比率を上げてしまうと、食費や交際費など他の支出を削らなくてはならない場合もあります。他の支出を考えて、なるべく家賃は適正額に納めておきましょう。

ポイント2 住むエリアは通勤・通学の利便性だけでなく住環境もチェック

物件選び
次に決めたいのが物件を探すエリアです。賃貸物件を探す時はある程度エリアを絞ってから探すことで家賃などを比較し、コストパフォーマンスのよい物件を探すことにつながります。
エリアを決める時に大切になるのが通勤・通学の利便性です。通勤・通学は毎日のことですから、なるべくストレスがないよう、最寄り駅を決めていきましょう。ただし、都心に行けば行くほど家賃は高くなる傾向にあります。
エリア内に予算に収まる物件がない場合、エリアごと変えてしまうのもひとつの手です。

交通の利便性だけに目が行きがちですが、その他の住環境についてもチェックが必要です。
ある程度エリアを絞ったら、実際に街を歩いてみるとよくわかります。スーパーや医療機関は近くにあるか、治安はどうかなどを見ていきましょう。
昼間だけでなく夜も歩いて確認するとさらに安心です。駅からの帰り道は暗くないか、住んでいる方の雰囲気はどうかなどを見ておきましょう。
繁華街はお店なども多く便利ですが、夜遅い時間帯にも人通りがあることによって騒音が気になる場合もあります。
学校などの教育施設がある文教地区は比較的治安がよく女性に人気です。ただし子どもの声がうるさいと感じたり、夜間に開いているお店が少なかったりと、不便なこともありますので注意しましょう。

ポイント3 セキュリティは女性にとって重要なポイント! 共用部や室内設備も確認

女性の一人暮らしの場合、セキュリティはとても大切なポイントです。女性の一人暮らしを狙う犯罪もありますから、なるべく安全面の高い物件を選びましょう。離れて暮らす親御さんにも、セキュリティの高い物件に住んでいることで安心してもらうことができます。

セキュリティ面で考えると、オートロックで、共用部分に防犯カメラがある物件がおすすめです。
ただしオートロックをすり抜けて入ってくる不審者もいますから、モニター付きインターホンがあると訪問者を確認してからドアを開けることができます。
管理人さんが常駐していたり、定期的に巡回してくれたりする物件も安全面ではおすすめです。エレベーターがある場合は、防犯カメラがあるかどうかも確認しましょう。
さらにエレベーター乗り場にテレビモニターが付いており、中に誰が乗っているのかあらかじめ確認できるとより安全性が高まります。
掃き出し窓が防犯ガラスになっている、玄関の鍵がダブルロックになっているのも安全性が高まります。最後に必ず確認しておきたいのが、物件についている鍵の種類です。
ディンプルキーやナンバーロック式など防犯性の高い鍵の物件であればより安心です。ピンシリンダーはピッキングがしやすいとされていますから避けておきましょう。

ポイント4 設備は優先順位をつけて! 家賃との折り合いをみつけよう

物件選び
最後にチェックしていきたいのが室内の設備です。
バストイレ別、キッチンは広め、日当たりがいいなど希望はふくらみますが、条件が良ければ良いほど家賃も上がります。設備についてはどうしても欲しいもの、ここは譲れるかもという点に分け、優先順位をつけておきましょう。

エリア内でどうしても満足できる物件が見つからない場合は、都心から離れて郊外に出ることも選択肢に入れましょう。
乗り換えなしではなく、乗り換えが必要な駅の周辺に変えるだけで満足できる物件が見つかることもあります。自分に必要な条件をしっかり見極めて、快適な一人暮らしをスタートしてくださいね。

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