女性が住まいを探すとき、一人暮らしとともに候補にあがるのがシェアハウスです。
気楽な一人暮らしか、誰かと暮らす安心感を得られるシェアハウスか、どちらがあなたに向いているのでしょうか。
この記事では一人暮らしとシェアハウスのメリット、デメリットを徹底比較します。
自分の将来の住まいを選択するヒントにしてみてください。

まずは、一人暮らしについてみてみましょう。

■一人暮らしのメリット

・生活のすべてが自由
一人暮らし最大のメリットは「自由」の一言につきます。いつ起きてもいつ寝ても、文句を言う人はいません。洗濯や掃除も、好きな時にすれば大丈夫です。独り言を言っても、鼻歌を歌っても、誰も気にする人はいません。

・人間関係のストレスが軽減
学校や職場に通っていれば、人間関係のストレスは常に付きまといます。一人暮らしなら、家に帰ればそんな人間関係からは完全に開放されます。普段世間に気を使っている人にとって、わずらわしい他人の目から逃れられる一人暮らしは大きなメリットがあるでしょう。

・友達や恋人を呼びやすい
シェアハウスの場合、共用部分は皆のものです。友達や恋人に、お風呂やトイレの順番を待ってもらうのは、気まずいかもしれません。一方、一人暮らしならいつでも好きな時に友達や恋人を呼んで、自由に過ごしてもらうことができます。

■一人暮らしのデメリット

・トラブルが起きたときに心細い
一人暮らしのデメリットはいざというときに助けてくれる人間がそばにいないことです。病気の時、けがをした時、声が届く距離に人がいないのは心細いものです。

・生活が乱れやすくなる
シェアハウスの場合、掃除や食事の分担、深夜の騒音を避けるなど生活環境を共同生活をしている人に合わせる努力が必要です。逆に一人暮らしは自由ですが、その分睡眠時間や食生活が一般的な生活時間からずれてしまうことがあります。
自分に甘い、と感じている方は生活が乱れないように注意が必要です。

シェアハウスとは、リビングやキッチンなどを共有しつつ、部屋は個別（複数人でルームシェアをする場合もある）に分かれているタイプの賃貸物件です。
一人暮らしに続き、シェアハウスについてメリット・デメリットをみてみましょう。

■シェアハウスのメリット

・初期費用や家賃が安い
シェアハウスには、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電がそろっているので、個人で購入して運び込む必要がありません。生活設備を買うお金とともに、引っ越し費用も節約できます。
また敷金・礼金といった賃貸につきものの費用が必要ないところも多いです。家賃自体一人暮らし物件に比べ2~3割ほど安いので、住まいにかかる費用を抑えたいという方には大きなメリットになります。

・仲間がいる安心感、友達・人脈づくりにも
シェアハウスでは、プライベート空間を維持しながら、誰かとともに生活しているという安心感を得ることができます。
また背景や個性が異なるさまざまな人間と一緒に生活しますので、新しい世界を覗けるはずです。
イベントを積極的に行っているシェアハウスでは、人脈を広げたり、新しい友達をつくったりする機会にも恵まれています。

■シェアハウスのデメリット

・人間関係でトラブルが
シェアハウスでよくあるのが、人間関係のトラブルです。深夜の騒音、ゴミ出しルール違反、家事分担を怠けてしまう人など、さまざまな価値観の人間が集まっている以上どうしてもトラブルが発生しやすくなります。

・共用スペースが使いにくい場合も
シェアハウスでは家電やトイレ、キッチンなどが共用のため、混んでいるとなかなか自分が好きな時に使えない場合もあります。また、衛生面にもデメリットが生じます。共用スペースの備品はどうしても他人の手が触れるので、感染症の流行が気になる方、アレルギー疾患持ちの方にとってはデメリットが大きくなります。下見の際には設備以外にも衛生対策の方針やハウス内のルールについても確認しておきましょう。

一人暮らし、シェアハウスどちらにもメリット、デメリットがあります。
他人の目から離れた自由な暮らしを望む場合は一人暮らし、誰かと一緒に暮らして人脈を広げたい方にはシェアハウスが向いているといえます。
自分の性格と照らし合わせて、ぴったりの住まいを選んでください。