子育て中の主婦は、なかなか自分の時間が持てないですよね。自己啓発やキャリアアップのために資格を取りたくても、勉強時間が確保できないと躊躇する方も多いでしょう。
しかし時間の使い方を工夫することで、これまでにたくさんの女性が子育てしながらの資格取得に成功しています。いつまでにどの資格が取りたいか、目標がはっきりしているなら遠慮する必要はありません。

子育て中の主婦が実践し効果の高かった、資格取得のための勉強方法をご紹介します。

家事や仕事で忙しい時でも、優先して子どもと一緒に過ごす時間をつくりましょう。
時間を決めて子どもと目一杯に遊ぶことで、罪悪感なく勉強に集中できるようになります。
子どもが遊び疲れて昼寝をしたり、夜も早めに寝付くようになったりという効果もあります。
そうすると、子どもがぐっすり眠っている間に集中して勉強できる時間が確保できます。
仕事や家事から離れて体を動かすとストレス発散になり、スッキリした頭で効率良く勉強できるという人もいます。

机に向かって参考書を開くだけが勉強ではありません。
講義動画や音声テキストなどさまざまな教材を上手に利用して、すきま時間を有効活用しましょう。
動画や音声テキストなら、通勤・買い物などの移動中や寝かしつけ時、家事をしながら勉強を進めることが可能です。
難関資格となると資格スクールが必須と言われますが、スクールに通う時間のない人は通信教材やネット講座がおすすめです。
最近では感染症対策の必要もあり、これまで通学中心だった大手スクールも通信教育に力を入れ始めています。
自宅で勉強しやすい環境が整ってきて、子育て中の主婦にとっては喜ばしい流れといえます。

一日でまとまった勉強時間が取りやすいのは、早朝です。
夜は子どもと一緒に早めに就寝し朝4〜5時に起きれば、子どもが起きだす前に一日2時間ほどの勉強時間が確保できます。
早朝から午前中にかけては、集中力が高く学習効率の良い時間帯でもあります。
早寝・早起きの習慣をつけて、コツコツと勉強を進めましょう。

個室にこもって勉強するのではなく、リビングやダイニングで子どもと一緒に勉強するのもおすすめです。
資格を取得したいという熱い思いを見せて、家族を巻き込んでしまいましょう。
親が勉強する姿を真似て、子どもが自然と勉強に興味を持つようになるメリットもあります。
子どもが親と一緒に勉強する「リビング学習」は、学習効果が高いという評判です。
新築住宅では、リビング・ダイニングの一角にデスクを置くスペースがある間取りの人気が高まっています。
お母さんご自身も、リビングやダイニングで勉強することに慣れると、すきま時間にサッと集中して勉強できるようになるでしょう。

試験直前の追い込み期は、外食やデリバリー・テイクアウトを利用する、家事代行を利用するなど、思い切って家事も手抜きしてしまいましょう。
大きな目標を目の前にして、完璧な栄養の食事やピカピカのお部屋にこだわる必要はありません。
外食やデリバリーにはお金がかかりますが、その分「絶対に合格しなければ」と自分にプレッシャーをかける意味もあります。
子どもがある程度の年齢なら、お手伝いとして家事を任せてみるのも良い経験です。
家族を巻き込んで一緒に目標達成を目指すと、子どもたちも積極的に協力してくれるでしょう。

産休を終えて職場に復帰してからも、時短勤務や急な園からの呼び出しで勤務時間が思うように確保できず、周囲と足並みをそろえて働けないことに悩む女性も多いと思います。
しかし勉強は一人でやることなので、自分のペースで時間を確保し自分のやり方で成果を上げることができます。
専業主婦として家にいる人も、子育てが終わって再就職したい時に仕事があるか不安を感じますよね。
その時に、キャリアの空白を埋められるような武器となる資格があれば、心強いものです。
子育て中は自分への投資の時間と考えて、すきま時間を使ってコツコツ勉強してみませんか。
目標を持って頑張るお母さんの姿は、子どもにも前向きな影響を与えます。
子育て中も遠慮せず、子どもと一緒に自分も成長していきましょう。