エアコンの内部は見えないため、汚れがたまっていないか気になりますよね。
しかし、自分で掃除ができるのは、エアコンのフィルターや送風口の手が届く部分くらいです。
エアコン内部の汚れまでキレイにするには、専門の知識が必要となります。
エアコン掃除業者は、どのように選べば良いのでしょうか。選ぶポイントを見ていきましょう。

そもそも、エアコン内部はどのくらいの頻度で掃除をすれば良いのでしょうか。
日本冷凍空調工業会の「エアコンクリーニングのご注意」によると“エアコンの内部洗浄はエアコンを数シーズン使用した後でも電気代のムダなく、冷暖房を行うために必要になることがあります。”と記載されています。

つまり1年ごとに内部掃除をするか数シーズン後にするかは、状況によって検討したら良いでしょう。
掃除の目安としては、エアコン内部からのニオイ、ホコリやカビが気になった場合などに行うと良いといわれています。

エアコン掃除業者を選ぶポイントを5つご紹介します。
1つ目は作業費用、2つ目は作業内容と作業時間、3つ目は対応機種、4つ目はクリーニング後に故障などが起こった場合の補償内容、5つ目はキャンセル料の有無です。

エアコン掃除の料金は、業者によって異なります。
作業費用の相場は、標準タイプの壁掛けエアコンの場合は10,000円〜15,000円ほど、フィルター掃除付き壁掛けエアコンの場合は20,000〜25,000円ほどです。

エアコン掃除は、周囲が汚れないように養生をしてからエアコンカバーを外し、高圧洗浄機を使って内部の汚れを落とすことが一般的です。
しかし、業者によっては異なるかもしれません。作業時間とともに作業内容を確認すると安心です。

フィルター掃除付きエアコンの場合は、標準タイプと比べると部品が多く、注意する点があるため対応していない業者もあります。
また、エアコン掃除をお願いしたあと、エアコンの調子が悪くなる可能性もあります。対応機種とエアコン掃除後の補償の有無は必ず確認しましょう。
エアコンの製造年数によって、作業後の補償が受けられない場合もあります。

エアコン掃除を予定していても、予期せぬことでキャンセルしたいケースもあると思います。申し込み後にキャンセルが可能か、キャンセル料がいつから発生するのかを確認しておきましょう。

業者とのやりとりを明確にするために、見積もりは必ず書面でもらいます。
トラブルを避けるためにも、記載内容はすみずみまで読むことが大切です。

国民生活センターに届いている相談の中には、エアコン掃除のトラブル事例がいくつかあります。
安価で引き受けるエアコン掃除業者の中には、作業当日に別のサービスを勧めて契約させ、高額な支払いを要求する事例もあるようです。

また、業者によっては、防カビコーティングや室外機の掃除などのサービスが含まれているかもしれません。
契約書や見積書で作業内容を確認し、自分が望む作業内容かを確認したうえで申し込みを行います。

業者を選ぶときは、複数の業者を比較すると安心です。
エアコン掃除業者には、ハウスクリーニングを行っている業者、家電量販店と契約している業者、メーカーの専門業者などがあります。

大手の業者であれば、WEBサイトで料金や作業内容が詳細に記載されている場合が多く、比較のしやすさを感じる方もいるのではないでしょうか。

メーカーのサイトを見ると、エアコン掃除は“「お買上げの販売店」か「メーカーの修理受付センター」に相談してください。”と記載されています。
使用機種に対して、専門知識を持っている業者が対応してくれる安心感はあるでしょう。
そのほかに、実際にエアコン掃除を申し込んだことがある知人に聞いてみるのもおすすめです。

エアコン掃除を業者にお願いすると、自分では掃除できない内部の汚れも落としてもらえます。
エアコン掃除が必要な場合は、複数の業者を比較して選ぶことが大切です。
エアコンの使用頻度が多くなる前に掃除を終わらせて、気持ちよく過ごしていきましょう。