ゴールデンジャケットに環境配慮型素材RENUを採用
当社はセンチュリー21ブランドの象徴であるゴールデンジャケットに環境配慮型素材RENU※1を採用したパートナー企業である株式会社ユニコ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:華井義徳、以下「ユニコ」)による新ゴールデンジャケットの一部導入を決定し、2021年6月より提供を開始しております。
2020年より同じ伊藤忠商事グループであるユニコからは、ゴールデンジャケットの新商品の開発に伴い、お部屋のご案内や車の運転という職務内容に最適なストレッチ性やイージーケア性のある機能性の高い素材など着用者の快適性向上に向けて様々な提案をいただいておりました。その中で伊藤忠商事が推進する環境配慮型素材RENU採用の提案を受け、SDGsにも貢献できる「RENUプロジェクト」に賛同し、新ゴールデンジャケットへの導入を決定いたしました。
このRENU素材を使用しているアイテムは、ウール混合のニットジャケットと、同じくウール混合のストレッチジャケットです。RENUはペットボトルから再生するポリエステルとは異なり、古着や残り生地のポリエステルを再生して作られるため、色の再現性や高品質の素材を生み出すことができます。
<RENUプロジェクトとは>
「RENU」プロジェクトは、膨大な量の廃棄物を生み出しているファッション産業に対して様々な解決策を提供し、バリューチェーンから生み出される回収衣料品のリサイクルなどから未来のファッション産業の新しいモデルや、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指しています。
これは難しい挑戦ですが、未来の地球を守るためファッション産業のサステナブルなバリューチェーンを再検討しようと試みています。
RENUの本当の価値は、生産者からブランド、そして消費者まで、積極的に参加してくれる方々の力によって生み出されるものです。
<新ゴールデンジャケットがもたらす環境インパクト>
仮にセンチュリー21加盟店の全従業員が環境配慮型素材RENUを使用したゴールデンジャケットに切り替えた場合には、石油由来のポリエステルを使った場合に比べ、年間約0.4トンのCO2削減に貢献することができます。※2
<RENUがもたらすサーキュラーエコノミー>
RENUの技術はとても特殊なものです。一般的なリサイクルポリエステルでは、選別された使用済みペットボトルを原料とし、溶かして再度糸にする手法を取ります。
それに対し、RENUは、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反(生地)を原料とし、分解・再重合などといった工程を経ることで、石油由来のポリエステルと比較してもクオリティが劣らないポリエステルを生産することができます。
※1 「RENU」は伊藤忠商事株式会社の登録商標です。
※2 ジャケット1着あたりの重量を400g、RENU混率を60%と想定しLCAに基づいて算出しています。
RENUがもたらすサーキュラーエコノミー
※現在、RENUの原料となる衣類や生地の回収は、主に中国にて行われています。