自宅や外出先で自転車を盗まれて、悔しい思いをしたことはありませんか。
自転車そのものの被害はもちろん、通勤・通学の手段を奪われ日常生活にも大きな支障が出るのが自転車盗難です。大切な自転車を守るために、GPS機能付きの防犯グッズを活用しましょう。自転車の盗難件数自体は減少傾向にあるなかで、最近では自宅で盗まれるケースの割合が増えているようです。

GPSアプリをはじめとした防犯グッズのご紹介のほか、自転車が盗まれにくい物件の選び方についてもご説明します。

自転車は通勤・通学や買い物などの手段として、日常生活に密着した乗り物です。盗難にあうと、自転車そのものの被害だけでなく、毎日の暮らしに大きな支障が出てしまいますね。

自転車が盗まれるのは駅やスーパーの駐輪場、というイメージを持っている方はご注意ください。実は、近年は盗難のパターンが変化し、自宅で盗まれる割合が高くなっているといわれています。

警察庁が発表するデータによると、平成19年の自転車盗難の施錠ありの認知件数は約20万件だったのに対し、平成28年では約10万件まで大きく減少していますが、特にアパート・マンションなどの共同住宅では、施錠ありの状態でも盗難にあう確率が高くなっています。
自宅で鍵をかけても安心できないとなると、どのような方法で自転車を守れば良いのでしょうか？

(参考：警察庁「平成２８年の犯罪情勢 」)
https://www.npa.go.jp/toukei/seianki/h28hanzaizyousei.pdf

アパート・マンションでも、自転車が盗まれやすい物件・盗まれにくい物件にはそれぞれ特徴があります。
駐輪場が生垣などに囲まれ人目に付きにくい場所にあったり、照明がなく夜間は薄暗かったりする物件は要注意です。
一方、駐輪場の見通しが良く、夜間も照明が設置されている物件は、盗難にあいにくくなります。
駐輪場に「地球ロック」できるようなバーやポールが設置されているかどうかもチェックしましょう。地球ロックとは、地面から動かせない柵やポールなどにチェーンを通し、自転車をくくりつけて固定するロック方法です。
オートロックのセキュリティ内に駐輪場を配置したり、駐輪場に防犯カメラを作動させたりしている物件ならより一層安心です。
駐輪場の防犯対策がしっかりしているアパート・マンションは、物件全体のセキュリティ意識が高い傾向にあります。駐輪場をチェックすることで、女性が安心して暮らせる物件かどうか判断の手助けが得られるかもしれません。

さらに自転車が盗まれてしまった時のことも想定して、GPS機能付きの防犯グッズも登場しています。
自転車盗難防止システム「AlterLock(オルターロック)」は、自転車に取り付ける専用デバイスとスマートフォンアプリで自転車を監視することができます。
自転車とスマートフォンが離れた状態にある時、デバイスが一定の振動を検知するとデバイスのアラームが作動し、自転車に触れた犯人を威嚇します。
そしてスマートフォンには振動を検知したことが通知され、GPSでの追跡を開始します。
GPSで自転車の位置が特定できれば、万が一、大切な自転車が盗まれるようなことがあっても手元に取り戻すことが可能になります。

GPSを利用した防犯アイテムのほかにも、大音量アラーム機能付きのロックやピッキングに強いディンプル錠を使用したロックなど、さまざまな防犯グッズが販売されています。

犯人のなかには、太いチェーンロックを電動工具で切断したり自転車をバラバラに分解したりと、思いもつかない手段で自転車を盗んでいく者もいるようです。

こういった手口に対して、防犯性の高い物件を選ぶ・二つ以上のロックをかける・GPSで追跡するなど、複数の対策を行うことが盗難される確率を下げるカギになります。

日々の暮らしを支える自転車を守るため、自宅だからと安心せずにしっかりと施錠し、複数の盗難対策をほどこすことを意識しましょう。住居をお探しの方はセンチュリー２１で自転車にもやさしい物件を選んでください。